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2026.02.09

コラム 転倒リスク可視化プログラム オフィスde健康セミナー

製造業で増える“冬の事故”を減らすためのバランス測定とは

冬に事故が増える原因は?—転倒・ヒューマンエラー・疲労のメカニズム

1. 冬に転倒・滑倒事故が増える理由(路面・冷え・体の動き)

製造現場では、毎年冬になると転倒や滑倒をはじめとする事故が増える傾向があります。
その背景には「気温」「環境変化」「身体機能の低下」という冬特有の要因が重なっていることが挙げられます。

 

まず代表的なのが 路面・床面の滑りやすさ
工場敷地内の通路や搬入口付近は冷えによって結露が発生しやすく、通常より滑りやすい状態になります。
また、従業員が屋外から屋内に入る際、靴裏の雪・水滴が床に残ることで“目に見えない滑りポイント”が生まれ、事故につながるケースも多く報告されています。

 

さらに冬は 身体の動きが鈍くなる季節 です。
外気温が低くなることで筋肉が硬くなり、可動域が狭まり、歩行時の安定性が低下します。
「つまずく」「踏ん張れない」「咄嗟に体勢を立て直せない」といった場面が増えるため、
滑りやすい環境と相まって転倒リスクが一気に高まります。

 

冬季事故は環境だけでなく、身体機能の低下が大きく関与しているのが特徴です。

 

 

2. 冷えによる筋力低下と作業パフォーマンスの悪化

冬に事故が増えるもう一つの要因が、冷えによる筋力の一時的な低下 です。

 

気温が低い環境では、身体は体温保持を優先するため血流が末端に届きにくくなり、筋肉が十分に動かせなくなります。
この状態は“筋力低下”と“反応速度の低下”を引き起こし、以下のような影響が現れます。

 

・足が上がらず、ちょっとした段差につまずく

 

・歩幅が小さくなり、バランスを崩しやすくなる

 

・重い物を持つときの踏ん張りが効きにくい

 

・咄嗟の動作に遅れが出やすい

 

また、冷えは 疲労蓄積を感じやすい状態 を生み、作業効率にも影響します。
作業スピードが落ちたり、同じ姿勢での作業が負担になりやすくなったりするため、
転倒以外の事故やヒューマンエラーにつながる危険性も高まります。

 

特に製造業では、立ち作業・歩行を伴う作業が多く、
冬季の身体機能低下による影響は大きいといえます。

 

 

3. 冬季特有のヒューマンエラー増加とその背景

冬は、転倒などの物理的な事故だけでなく、ヒューマンエラーの増加 も問題になります。
その背景には、以下のような複数の要素が重なっています。

 

(1)身体機能の低下による集中力の低下

冷えによって筋肉がこわばると、身体は無意識に「寒さに耐える」状態になり、作業への集中度が落ちます。
「疲れやすい」「ぼーっとする」「判断が遅れる」といった状態が起こりやすくなり、
誤操作や確認漏れといったミスにつながります。

 

(2)冬季の睡眠の質低下

冬は日照時間の関係で睡眠リズムが乱れやすく、朝に強い眠気を感じやすくなります。
睡眠不足は、注意力の低下、判断力の鈍り、作業ミスの増加につながり、現場の事故を誘発します。

 

(3)厚着による動作の制限

防寒具や厚手の作業服は身体の動きを制限し、普段より歩幅や関節の可動域が狭くなります。
とくに階段の昇降や狭い通路での作業中に、バランスを崩しやすくなるため注意が必要です。

 

 

冬の事故を減らすために必要な視点:環境だけでなく“人の状態を把握する”こと

ここまで見たように、冬季の事故は

 

・滑りやすい環境

 

・冷えによる筋肉機能低下

 

・血流不足による疲労・集中力低下

 

・睡眠や動作制限などの生活習慣要因

 

の複合的な影響で発生しています。

つまり “環境整備だけでは事故は減らない” ということです。

 

冬季の事故対策として重要なのは、
「従業員の身体状態を把握し、事故リスク要因を可視化すること」 です。

 

その中でも、特に効果的な指標として注目されているのが バランス能力
バランスが低下している従業員は、冬になると転倒リスクが大きく跳ね上がるため、
事前にバランス測定を実施し、リスクのある社員を把握しておくことが安全管理に直結します。

 

 

 

事故を防ぐカギは“バランス能力”の可視化—バランス測定の意義と現場改善策

1. バランス能力低下が冬の事故リスクに与える影響

冬季の製造現場で事故が増える背景には、「環境要因」だけでなく「人の身体機能の変化」も大きく影響しています。
特に重要なのが バランス能力 です。

 

バランス能力は、立つ・歩く・踏ん張るといったあらゆる動作の土台となる機能であり、
これが低下すると、以下のような冬特有の事故に直結します。

 

・滑ったときに踏ん張れない

 

・ちょっとした段差でつまずきやすい

 

・荷物を持った状態で体勢が崩れやすい

 

・急な動きに対応できず、体が遅れて倒れる

 

特に冬は筋肉が冷えて硬くなり、反応速度が遅くなるため、
もともとバランスが弱い社員は事故リスクが通常の季節より大幅に上昇します。

 

製造業では“転倒”は最も多い労災の一つであり、
重量物の取り扱いや機械作業がある現場では、転倒が重大事故につながる可能性もあります。

 

だからこそ、冬の事故対策として バランス能力の状態をあらかじめ把握すること は非常に有効です。

 

 

2. バランス測定でわかるリスクと改善ポイント

バランス能力は見た目では判断できません。
「若いから大丈夫」「運動しているから問題ない」と思われがちですが、
実際には個人差が大きく、体力に自信のある人でもバランスが弱いケースは多く見られます。

 

そこで活用されるのが バランス測定 です。

 

バランス測定では以下のような項目が評価されます。

 

・片足立ち時間(静的バランス)

 

・重心動揺(姿勢の安定性)

 

・ステップ反応(動的バランス)

 

・左右差の有無(偏りによるリスク)

 

これらの指標は、転倒リスクの予測に非常に役立ちます。
たとえば片足立ちが10秒未満の社員は、冬季の転倒リスクが高いと言われており、
事前に把握してフォローすることで事故防止に直結します。

 

また、バランス測定は健康診断では分からない 身体機能の弱点 を可視化できる点が特徴です。

その結果、

 

・どの社員が冬季に注意すべきか

 

・どの部署で事故リスクが高いか

 

・どんな運動や教育が必要か

 

を明確にすることができます。

体力測定機器のレンタルサービスを活用すれば、短時間で現場全体の測定が可能なため、
製造業でも導入しやすい仕組みになっています。

 

 

3. 測定結果をもとに行う冬季向け安全教育・運動施策

バランス測定の価値は「測るだけ」では終わりません。
最も重要なのは、測定結果をもとに安全対策や運動施策を設計し、
事故リスクを下げる行動につなげること です。

 

ここでは、製造現場で実際に効果が出ている活用例を紹介します。

 

(1)バランスが弱い社員への重点フォロー

バランス能力が低い社員を特定したうえで、
冬季限定で次のようなフォローを行う企業が増えています。

 

・滑りやすいエリアの通行を避ける動線変更

 

・重量物の運搬作業を軽減

 

・足元が不安定な作業への配置を見直し

 

・朝礼での簡易バランス体操の実施

 

こうした対策は、事故リスクの高い社員を事前に守ることにつながり、
企業全体の安全性を高めます。

 

 

(2)冬季の安全教育に“バランスの重要性”を組み込む

冬季の安全教育といえば、
「床の清掃」「通路確保」「履物の確認」など環境整備が中心でした。

 

しかし近年は、
“どれだけ環境が整っていても、人のバランスが弱いと事故は防げない”
という視点から、身体機能の教育を取り入れる企業が増えています。

健康セミナーでは以下のような内容が人気です。

 

・冬にバランスが低下するメカニズム

 

・バランス能力と転倒の関係

 

・冬に起こりやすいヒューマンエラーの背景

 

・冷え対策と筋力維持のコツ

 

こうした教育を行うことで、従業員自身が危険を察知する力が養われ、
自己防衛の意識が高まります。

 

 

(3)短時間でできるバランス改善運動の導入

バランス能力は年齢に関係なく改善できます。
特に製造業では、以下のような運動を取り入れる企業が増えています。

 

・片足立ちトレーニング

 

・足首まわし・つま先立ち

 

・下半身の筋力トレーニング(スクワットなど)

 

・段差を使ったステップ運動

 

・体幹を安定させるエクササイズ

 

これらは1回3〜5分でも効果があり、朝礼前や休憩後に取り入れるだけで転倒リスクが減少します。

 

体力測定の専門会社では、
バランス測定の結果に合わせた 個別運動プログラム現場向けの冬季エクササイズ指導 を提供しており、
効果の高い施策として活用されています。

 

 

安全対策は「環境 × 人の身体状態」の両輪が重要

冬季事故の予防は、環境整備だけでも、人への教育だけでも不十分です。
最も重要なのは、
「従業員の身体状態を可視化し、それに合った安全対策を行うこと」

 

その中心にあるのが バランス測定 であり、
製造現場における冬季事故防止の新しいスタンダードになりつつあります。

 

 

 

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