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2026.03.17

体力測定プログラム コラム オフィスde健康セミナー

来年度の健康経営計画の作り方|体力測定を組み込むメリット

目次

健康経営計画はどう作ればよい? ― 基礎からわかる設計手順

1-1. 健康経営計画づくりは「現状の把握」から始まる

来年度の健康経営計画を作成する際、まず行うべきことは 「現状を正しく把握すること」 です。
計画の質は、どれだけ現状を精確に捉えられるかで決まるため、最初の分析ステップを省略してはいけません。

 

主に確認すべき情報は以下の通りです。

 

・健康診断データ(有所見率・年代別傾向)

 

・ストレスチェックの結果

 

・運動習慣・生活習慣に関する従業員アンケート

 

・離職率・休職率・労災の発生状況

 

・業務特性(デスクワーク/製造/物流 など)

 

・安全性や作業負荷に関わるリスク情報

 

特に製造業や工場などでは、体力不足が 転倒リスクやヒューマンエラー の増加につながるため、「体力」に関する情報を収集することが重要です。
こうした基礎データが揃うことで、計画の方向性が正しく設定できるようになります。

 

 

1-2. 計画を成功させるには「目的と課題」を明確化すること

健康経営計画を立てる際の大きなつまずきが、
「目的が曖昧なまま施策を並べてしまうこと」
です。

 

目的が曖昧だと、施策が部分的で場当たり的になり、年度末に効果検証ができません。

 

目的の例としては以下が考えられます。

 

・有所見率を〇%改善したい

 

・従業員の運動習慣率を高めたい

 

・工場内の転倒リスクを軽減したい

 

・ストレスに強い組織づくりをしたい

 

・生産性を高めたい

 

目的は企業ごとに異なりますが、どれを選ぶにしても、
「現状の課題」と紐づけること
が大切です。

 

例えば、従業員の疲労感が強い、腰痛者が多い、ミスが増えているといった場合は、体力不足が背景にある可能性があります。
その場合、運動施策や体力測定を組み込む目的が自然と明確になります。

 

 

1-3. 目標設定は「短期」と「中期」に分けて考える

健康経営は1年で劇的に成果が出る取り組みではありません。
そのため、目標は 短期(1年)と中期(3年) に分けて設定する方法が効果的です。

 

● 短期目標(1年)

・健康セミナー参加率を〇%に引き上げる

 

・体力測定の実施率を〇%にする

 

・運動習慣改善プログラムの参加者を〇名に増やす

 

・KPIの定期モニタリング体制を構築する

 

● 中期目標(3年)

・有所見率を〇%下げる

 

・平均体力年齢を改善する

 

・転倒リスクの高い層を〇%減らす

 

・メンタル不調者を減少させる

 

短期と中期を分けることで、計画が戦略的になり、年度ごとの評価がしやすくなります。

 

 

1-4. KPI設計は「成果が見える項目」を選ぶことが重要

健康経営計画の質を大きく左右するのが KPI(重要業績評価指標) の設計です。
KPIが曖昧だと、効果検証ができず、結果として来年度の改善案も出せなくなります。

 

KPIの例としては以下が挙げられます。

 

・健康診断の有所見率

 

・運動習慣率

 

・セミナー参加率

 

・体力測定の結果(筋力・柔軟性・バランス)

 

・体力年齢の平均値

 

・転倒リスクの高い層の割合

 

特に、近年注目されているのが 体力測定データを組み込んだKPI です。
体力は生産性・安全性と直結しており、改善効果が可視化しやすいため、企業にとって扱いやすい指標となります。

 

 

1-5. 年間スケジュールに落とし込むと計画が“実行できる形”になる

計画を作る際、施策を並べただけでは「実行できる計画」にはなりません。
年間スケジュールに落とし込むことで、初めて運用可能な状態になります。

 

例としては以下のような流れです。

 

4月:現状分析、計画書作成

 

5月:健康セミナー(運動・栄養)実施

 

6月:体力測定の実施(機器レンタル)

 

7〜9月:運動プログラム実施、職場改善施策

 

10月:再測定またはアンケート調査

 

12月:KPI評価、中間報告

 

2月:最終評価、次年度計画案の作成

 

このように時期ごとに施策をまとめておくことで、健康経営担当者の負担も減り、成果も自然と出やすくなります。

 

 

 

体力測定を取り入れた健康経営計画 ― 成果が見える仕組みの作り方

2-1. なぜ健康経営計画に体力測定を組み込むべきなのか?

近年、健康経営を進める企業の中で 体力測定の導入が急速に広がっています。
その理由は、体力データが「現状把握」「効果検証」「改善」の3つを同時に満たす優秀な指標だからです。

 

特に以下のような課題を抱える企業ではメリットが非常に大きくなります。

 

・有所見率は把握しているが、運動・体力面が見えていない

 

・生産性向上につながる具体的なデータが欲しい

 

・工場や物流で転倒・ヒューマンエラーが問題になっている

 

・健康セミナーを実施しても効果がわからない

 

体力は「見える化」しづらいと思われがちですが、実際には測定機器を使うことで数値化でき、改善度が明確に示せる数少ない健康指標のひとつ です。
そのため、健康経営計画のベースとして組み込むと、年度計画が非常に作りやすくなります。

 

 

2-2. 年度計画に組み込む際の基本ステップ

体力測定を健康経営計画に組み込む際は、以下の5つの流れを意識するとスムーズです。

 

① 年度初めに「体力測定」で現状を可視化する

まずは筋力・バランス能力・柔軟性などを測定し、従業員の体力分布を把握します。
部署別・年代別に比較することで、改善が必要な層がはっきり見えてきます。

 

② 健康課題に応じて施策を設計する

例えば、

 

・バランス能力の低下 → 転倒リスク対策

 

・筋力不足 → 作業中の疲労・ミス増加

 

・柔軟性の低下 → 腰痛リスク

 

といった形で、具体的な施策に落とし込むことができます。

③ 健康セミナーや安全教育と連動させる

計測結果を踏まえて、必要なテーマのセミナーを開催することで、従業員の納得感も高まります。
「自分に必要な内容だ」と感じてもらえるため、参加率も向上します。

 

④ 半期・年度終わりに再測定し、改善度を評価する

年度の最初と最後に測定を行うことで、

 

・体力年齢の改善

 

・転倒リスク層の減少

 

・作業効率への影響

 

などが具体的な数値として示せます。

⑤ KPIに基づき次年度の計画へ反映する

改善した点、課題として残った点を整理し、次年度の計画へ組み込むことでPDCAが完成します。

 

 

2-3. 体力測定を入れることで計画の“精度”が上がる理由

体力測定は、健康経営の計画を 「感覚的な施策」から「戦略的な施策」へ引き上げる役割 を果たします。
その理由は以下の通りです。

 

● 数値化しにくい“運動・体力”を可視化できる

運動習慣のアンケートだけでは精度が低く、個人の主観が大きく影響します。
体力測定により客観的なデータが得られ、改善の方向性がはっきりします。

 

● 安全面のリスク管理に活用できる

製造業・物流業などでは、転倒リスクやヒューマンエラーは大きな経営リスクです。
体力データからリスク層を判断し、

 

・適切な安全教育

 

・負担の少ない作業配置

 

コンディションに合わせた休憩管理
などを行えるようになります。

 

● 健康セミナーの内容を最適化できる

一般的なセミナーでは成果が見えにくいですが、体力測定結果と組み合わせることで、
「課題に直結した内容を提供する」=「成果が出やすい」
というメリットが生まれます。

 

 

2-4. 機器レンタルを活用することで担当者の負担が大幅に軽減

体力測定を実施する際、外部委託や機器レンタルを利用すると現場の負担が減り、計画に組み込みやすくなります。

 

● レンタルのメリット

・専門スタッフが不要で、誰でも操作できる

 

・企業規模に合わせて必要台数を準備できる

 

・イベント形式でも、常設でも利用可能

 

・測定結果が自動的にデータ化されるモデルも多い

 

これにより、健康経営担当者が直面しやすい
「準備が大変」「測定の手間がかかる」
といった課題が解決されます。

 

 

2-5. 体力測定データをKPI化することで“成果が見える”健康経営に

体力測定を計画に組み込む最大のメリットは、
成果が数字で見える“評価しやすい健康経営”になることです。

 

KPIとして設定しやすい項目は以下の通りです。

 

・体力年齢の平均改善

 

・転倒リスク層の割合

 

・セミナー参加率との相関

 

・運動習慣率の変化

 

・有所見率との関係分析

 

数字が見えると、経営層への報告資料も作りやすく、施策の継続や予算確保がしやすくなるという利点もあります。

 

 

 

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